tar ball(ターボール)って何?と思って調べてみるとかなり深かった!
UNIX系の仕事をしているとき、tarファイルを「tar ball」(ターボール)と呼ぶ人がいた。
tarは「tape archive」の略とは聞いていたが、「tar ball」ってなんだろう。
tarでファイルを固めることが「ボールやお団子にする」ような印象からかなーと思っていたが、うさん臭い認識なのでちゃんと調べてみた。
UNIXでは圧縮したtar形式のファイルを"tarball"(ターボール)と呼ぶこともある。
tar - Wikipedia
この語の由来は「リーマスじいや(英語版)」の童話『タールの赤ん坊(英語版)』に由来し[4]、それに油塊(タールボール)を引っ掛けたジョーク的用語である。
tar - Wikipedia
えっ、ボールやお団子ではない!いままでの認識は何だったんだろう…
もう少し調べてみた。すると、jargon(=専門語、隠語)のサイトが見つかった。
tarball [very common; prob. based on the “tar baby” in the Uncle Remus folk tales]
tarball
ここでも、Uncle Remus folk talesからとある。
それでは、リーマスじいや(英語版)、Uncle Remus folk talesとはなんだろう?と思って再び調べる。
Wikipedia ジョーエル・チャンドラー・ハリス
ジョーエル・チャンドラー・ハリス(Joel Chandler Harris, 1848年12月8日 - 1908年7月3日)は、アメリカ合衆国のジャーナリスト、民話研究者。「リーマスじいや」 (Uncle Remus) の物語で知られる。
ジョーエル・チャンドラー・ハリス - Wikipedia
Wikipedia Uncle Remus
Uncle Remus is the fictional title character and narrator of a collection of black American folktales compiled and adapted by Joel Chandler Harris and published in book form in 1881. Harris was a journalist in post-Reconstruction Atlanta, and he produced seven Uncle Remus books.
参考)日本語訳
「アンクル・リーマス」は、ジョエル・チャンドラー・ハリスが編纂し、1881年に書籍として出版した黒人アメリカ民話のコレクションの架空のタイトルキャラクターであり、語り手です。ハリスは再建期後のアトランタでジャーナリストをしており、「アンクル・リーマス」シリーズを7冊発表しました。
リーマスじいやの物語―アメリカ黒人民話集 (講談社文庫) [文庫]
この「アンクル・リーマス」、日本では文庫本が出ているようだ。
プロジェクト・グーテンベルクe-テキスト リーマスじいやの物語 Project Gutenberg Presents Uncle Remus: His Songs and Sayings
このテキストに、ついにTAR BABYが見つかった!
II. THE WONDERFUL TAR BABY STORY “Didn’t the fox never catch the rabbit, Uncle Remus?” asked the little boy the next evening.
www.gutenberg.org/files/2306/2306.txt
ディズニーアニメ?
1946 Disney filmとある。
ディズニーでアニメ化されたみたい。
The Tar Baby | Disney Wiki | Fandom The Tar Baby | Disney Wiki | Fandom
おわりに
ちょっと調べるつもりが、かなり奥が深かった.. そのうち、II. THE WONDERFUL TAR BABY STORY を読んでみようかなと思う。